〒570-0022 大阪府守口市暁町4番27号

営業時間 平日 8:30~17:30

いろんな理由で大検に転職した4人が本音で語る『非破壊検査という仕事のリアル』

異業種から大検へ転職し、技術部・検査課に所属する4人(中堅2人、若手2人)に、座談会形式で仕事や会社について語ってもらいました。

実際に働いてみて分かったこと。資格を取る大変さ。上手く検査できた瞬間の気持ちよさ。お客様と直接やり取りしながら自分で判断できる面白さ。これからやってみたいこと。会社に期待したいこと。

良いことばかりでなく、辛いことや、問題だと感じていることへの率直な意見も出てきました。だからこその「リアル」を感じてもらえると思います。

話中に出てくる非破壊検査について、簡潔な解説

「RT」: 放射線透過試験。エックス線やガンマ線を試験体に照射し、内部の状態をフィルムに写して可視化する。 詳しくはこちら

「UT」: 超音波探傷試験。試験体に超音波を送り、その反射波をとらえて内部のきずの位置や大きさを調べる。 詳しくはこちら

「PT」: 浸透探傷試験。特殊な液体をきずに染み込ませてから浮かび上がらせ、表面の微細なきずを検出する。 詳しくはこちら

「MT」: 磁粉探傷試験。試験体を磁化させ、表面付近のきずに磁粉を吸着させて可視化する。 詳しくはこちら

まずは4⼈のプロフィールをご紹介

「非破壊検査」と聞いて、仕事の内容をすぐに思い浮かべられる人は多くないでしょう。今回集まった4人も、最初からこの仕事を目指していたわけではありません。プログラマー、メーカーの品質保証、酪農、ホテルマン。以前はまったく違う仕事をしていた4人が、それぞれのきっかけで大検に入り、いまは検査員として現場に立っています。

※年齢、所属部署、保有資格などは2026年10⽉時点のものです

プログラマーから転職

織部 寿規 (33歳)

2017年入社。
主にRTとUTを担当。好きな検査はUT。UTは出張が多いが、出張も好きなので積極的に引き受けている。休日は愛車のトヨタ・アクアでお出かけ。

保有資格:UT(超音波探傷試験)レベル2/RT(放射線透過試験)レベル2/エックス線作業主任者/ガンマ線透過写真撮影作業主任者/鉄筋継手部検査技術者 G種

メーカーの品質保証から転職

馬場 隆一 (33歳)

2021年入社。
主要な4部門の資格を持ち、実務も迅速にこなす。社内では「知的」「後輩の面倒見が良い」と評判。最愛の息子さんと奥さんへの“推し活”費用を稼ぐため、土曜出勤や夜勤も進んで引き受けている。

保有資格:RT(放射線透過試験)レベル2/UT(超音波探傷試験)レベル2/PT(浸透探傷試験)レベル2/MT(磁粉探傷試験)レベル2

酪農業から転職

窪田 優哉 (30歳)

2023年入社。
北海道出身。転職を機に思い切って大阪へ引っ越してきて、馴染んできたところ。検査はRTを担当。MTの資格取得に向けて勉強中。

保有資格:RT(放射線透過試験)レベル2/エックス線作業主任者/ガンマ線透過写真撮影作業主任者

ホテルマンから転職

萩尾 太貴 (23歳)

2024年入社。
PTの資格を取り独り立ちしたところ。続けてRTの資格取得を予定している若手エース。前職とは180度違う現場環境には手こずりつつも「頑張れば評価される」と感じて邁進中。

保有資格:PT(浸透探傷試験)レベル2

お題①全員、異業種からの転職組。ぜんぜん知らない「非破壊検査」の仕事を選んだワケ。

ファシリテーター:まずは「そもそもなぜ⾮破壊検査の仕事を選んだのか?」
「どうやって⼤検を⾒つけたのか?」というところをお話しください。

4 ⼈とも⼊⼝はバラバラだった

織部:私は大検に入る前はプログラマーをしていたんですけれど、自分にはどうも合わなくて。体を動かす仕事の方がいいかなと考えていました。そんな時にたまたま紹介してもらったのが大検だったんです。

非破壊検査のことはなんとなく知っていて、そんなにハードな仕事ではないし、検査もそこまで難しくないんかな、くらいのイメージでした。

検査をするために資格を取らないといけない、ということは分かってなかったですね。大検に入ってみて「こんなに勉強する仕事なんや」と思いました。

馬場:自分は塾講師とかいろんな仕事をやってきて、大検に来る前はメーカーの品質保証室にいました。
その時に会社から言われてPT(浸透探傷試験)の資格を取ったんです。

資格を取ったのに、会社の都合で設計の方に異動になったんですね。前の会社では納得いかないことも多くて、しんどかったです。

それで、せっかく取ったPTの資格を活かそうと思って、非破壊検査の会社を自分で調べました。大検のホームページを見つけて、電話して面接してもらったんです。

採用の連絡をもらったときは、「よっしゃ!これでツライ状況から抜け出せる!」と(笑)。実際、今は楽しいですね。

窪田:僕は地元が北海道で、元々営業とかやってたんですけど、知り合いに誘われて肉牛を飼育する仕事に就いたんですね。牛は嫌いじゃないけど、蹴られたり踏まれたり頭突きされたりすることもあって、危険を伴うんですよ。3年ほど頑張りましたけど、ずっとは続けられないなと思って辞めて、転職エージェントに登録しました。

北海道から出て都会で働きたいという気持ちもあったし、どうせなら全然知らない仕事をやってみるのも面白いかなと。
それでエージェントから、こんな会社はどう?とオファーを受けたのが大検だったんです。
そこで初めて「非破壊検査」という言葉を見たし、「まじで知らん仕事きた」と(笑)。

で、まずは大検のホームページを見ました。「非破壊検査の仕組みはなんとなくわかる。この仕事をやるためには資格がいるんだな。資格を取ったら給料が上がるんだ、めっちゃわかりやすいな。ちょっと応募してみようかな」と履歴書を送ったら、大阪へ面接に来てと言われて。オンライン面接じゃないの?って、びっくりしましたけど、行くことにしました。

実際仕事を始めてみて、検査自体は苦しい時もあれば達成感を感じられる時もあります。職場としては、大検は先輩も後輩もいい人が多いんで、楽しいですね。

萩尾:自分は地元が愛媛なんですけど、大阪のホテルに就職することになってこっちに来ました。そのホテルが老朽化で取り壊されることになって、もうホテルはいいや、と。
もともと「ホテルマン、かっこいいな」くらいの気持ちで就職したというのもあったし、ホテルの仕事はみんなでやる仕事なので、一人の頑張りが評価されにくいんです。頑張っても評価が上がらないんじゃ面白くないなと感じていました。

この機会に「頑張った人が頑張っただけ評価される仕事に就こう」と考えて、エージェントに登録したんですけど、勧められたのは営業職ばかりで。人と喋るのはあんまり得意じゃないし、営業職は続かないだろうと思って、自分で探すことにしました。
求人サイトで「一人でやる作業系の仕事」を条件に探していて、オススメに出てきたのが大検だったんです。

非破壊検査は全く知らなかったですけど、大検のホームページを見て「実験チックで面白そうだな」と思って受けてみました。

実際に仕事を始めてみて、仕事内容は概ね予想通り。ただ、仕事をする現場の環境はホテルとのギャップがすごかったです。汚なっ、狭っ、暑っみたいな(笑)。特に暑いのはめっちゃ苦手なんで夏場は厳しいですね。
でも頑張ったら評価されるって感じるんで。評価してくれるなら、割り切って何でもやろうかな、と思ってますね。

ファシリテーター:今はみなさん⾮破壊検査というものを理解していますよね。
家族や友だちから「⾮破壊検査ってどんな仕事?」と聞かれたら、どう説明しますか?

「どんな仕事?」
と聞かれると、意外と説明が難しい

萩尾:僕は「溶接の検査をしてる」くらいですね。詳しく説明しようとすると意外と難しい。

織部:X線を使う検査なら「レントゲンみたいなもので溶接の中を見ています」とか。

窪田:僕もレントゲンで説明しますね。「人間の中を撮るレントゲンあるじゃん。それを鉄とか溶接に使って、中がどうなっているかフィルムに写してOKかNGかを判断する」みたいな。それ以上は説明が難しいかな。

馬場:「医療のレントゲンの工業版」って言うと、まだイメージしてもらいやすいかな。でもまあ、あまり聞かれることはないですわ。

お題②「資格を取って⼀⼈で現場に⽴つ」まで。

資格取得の順番も考え方も人それぞれ

ファシリテーター:馬場さんは元々PTの資格を持っていて、他の3つの資格取得(RT、UT、MT)も早かったとか。資格取得で苦労したことはない?

馬場:どの資格もレベル2は一発で合格したけど、レベル3は落ちまくってますね。今、RUPM全部の現場に行ってるんで、勉強に時間を割けないというのが実情です。

でもまあ、会社としても今は現場を任せられる人間が欲しいと思うんで、しばらくは現場で経験を積みたいかな、と思っていて。
自分は「急やけど明日の土曜、出てくれへん?」もウエルカム。土曜出勤したら稼げるんで。嫁と子ども、2人も“推し”がいて貢いでるんで、今は現場をこなして稼ぎたいというのもありますね。

ファシリテーター:窪田さん、萩尾さんはどうですか?資格取得は難しい?今後取得したい資格は?

窪田:RTは1回で合格しました。次にMTを取ろうとして勉強中ですけど、MTは難しくて苦戦してます。

MTかPTかで言えばPTの方が原理的にわかりやすいし資格も取りやすい。それでもMTを取りたいのは、単純に、PTの資格者はたくさんいるけどMTの資格者は少ないから。後輩もどんどん資格を取って追い上げてくるし、焦ってますね。

萩尾:僕は勉強嫌いなんですけど、プライドがめちゃくちゃ高いんで「誰にも負けたくない!」という思いで頑張れてますね。

それに、資格試験の勉強は、勉強嫌いでもなんとかできるレベルかなと思ってます。資格を取るまでは補助員として先輩について現場に行くので、現場で学べることも多くて試験勉強もとっつきやすかったです。

それで最初に取ったのがPTで、この10月から資格者として独り立ちします。

次はRTの試験を受けます。資格を取るのも頑張りとしてわかりやすいし、主要4資格は全部取りたいですね。

ファシリテーター:資格を取って一人で現場に行くようになって、不安はなかった?

窪田:僕は不安でしたよ。先輩方みたいにうまくできる自信がないから。今も、どうしたらいいのかなって悩みながら、先輩に聞いたりして何とかやってる感じです。

萩尾:自分はどちらかというと、さっさと資格を取って一人で行きたい派。補助員期間を早く終わらせたいなという感覚ですね。
とは言っても、最初、補助員として先輩のサポートをしながら教えてもらえるのはすごくありがたい。資格がなくてもできることはやらせてくれるし、ミスしてもフォローしてくれる。補助員として動くのも嫌ではないです。

織部:自分も一人で現場へ行く方が好きですけど、それは今となってはUTでわからんことがほぼないから。独り立ちした当初はアタフタしてましたね。でもまあベテランに聞けばなんとかなるので、そんなに不安はなかったかなと。

馬場:僕は全然ビビらんかったですね。前職である程度知ってたので。
作業のやり方は大検のすごい先輩たちから教えてもらって、すごいところを真似したらいいだけやからラッキーと思ってましたね。
失敗もしながらですけど、失敗を責めない会社なんで、いい会社やと思いますよ。
今は上長からちょっと指摘されることが増えてきたけど、それは若い人たちが増えたから、上の人もちゃんと管理せなあかんと考えてるんじゃないですか。

お題③非破壊検査を始めて数年経った今思う、
この仕事を続ける理由。

ファシリテーター:みなさん社歴は2年目〜9年目とさまざまですが、非破壊検査の仕事に就いてよかったと思うこと、今後も続けようと思う理由は?

普通は入れない施設の裏側に行ける

窪田:一般人が立ち入れないところへ行ける。

馬場:テーマパークの中とか。子どもに言ったら羨ましがる。

窪田:テーマパークもそうだし、公共施設の中、プラントの中、ドラムの中、マンホールの中、橋の下とか。

萩尾:汚いところとか怖いところには行きたくないけど…。

窪田:まあ、人によって「いる経験」か「いらない経験」かは違うけど。僕的には、普通には行けないところに行けるのはおもしろいな。裏側が見れるのはおもしろい。

遠方への出張も「旅行を兼ねて」と考えればラッキー

馬場:この仕事というか、大検で良かったと思うのは、出張が少ないこと。

織部:この業界は長期出張が多いですからね。大検は長くても2カ月、3カ月くらい。こないだ8カ月長崎へ行きましたけどね、あれは例外ですね。僕はどちらかといえば出張は好きなんでいいですけど、1年以上はさすがに嫌ですね。

窪田:僕は織部さんより出張少ないけど、もうちょっと行ってもいいかな。だって考えてみてくださいよ。2カ月旅行できるんですよ。仕事はしないといけないけど、土日は遊びに行ける。遊ぶのは自分のお金だけど、会社の仕事でいろんな地域に行って観光もできるのはラッキーだと思いますね。

自分が検査したものを見かけると嬉しい

窪田:建物の検査をして、その建物が使われているのを見ると嬉しくないですか?社会の役に立つ、とはちょっと違うけど。

織部:確かに、自分が検査したものを見かけるとちょっと嬉しいですね。

馬場:あー、あるある。この車両の軸を検査したな、とか、この構造物の基礎を検査したな、この橋の下に入って溶接部の検査したな、とか。そういうのは嬉しいですね。自分の中で思うだけで、人には言わないけど。

窪田:言っても理解はされないかもしれんけど。

馬場:そう、人には理解されんけど、個人的にこの仕事を続けてて良かったなと思うのはそういうところですね。

萩尾:そういうのは自分はまだ実感してないし、非破壊検査楽しいなとも思ってないですけど、現状で良かったなと思うのは、資格を取れば一人で現場を回れるところですね。もともと「一人でやる作業系の仕事」を探してたので。

お金も大事

馬場:仕事だからという意味では楽しくないけど、検査自体は嫌いじゃない。難しくもないし。それでいてしっかり稼げるからラッキーと思ってますね。

窪田:検査が難しくない、というのは馬場さんだからでは…

馬場:萩尾さんも難しくないと思ってるんじゃない?

萩尾:検査の種類によっては馬場さんと同じ感覚ですね。現状2年目なんで、わからないことはいっぱいあるんですけど。先輩について行って作業をしたり見たりして「うわ、これむず」って思うことはあまりないかな。仮に5年ここで働いたら大体のことはできるようになるかなと。

窪田:織部さんはどうですか?

織部:最初2年くらいはわからなかったですね。今はもう9年やってるんで、通常の慣れた業務では難しいことはまあないかもしれないですね。

窪田:じゃあもう、難しくないということでいいです(笑)。

馬場:まあ、稼げるか稼げないかって言ったら大検は稼げる方だと思うんで、非破壊検査をやってみたいっていう人はぜひ大検に来ていただければと思うんですけど。

窪田:お金も続ける理由の一つではありますね。今まで働いてきた会社の中で一番年収はいいんで。ただ、残業時間も長いから、そこはどうなんかなと思いますけど。

お題④非破壊検査の中で、一番好きな検査は?
その理由は?

ファシリテーター:みなさんそれぞれ、今できる検査ではどの検査が一番好きですか?

織部:自分は主にRTとUTをやってまして、RTも嫌いじゃないけど、どちらかといえばUTが好きですね。UTは基本一人で行く現場が多いので気楽なんですよね。
超音波は探傷だけじゃなく厚さ測定もあるので、プラントとかに一人で出張で行くことも多いです。それなりに経験してきて、UTについては技術的にあまり不安がないからUTがいいというのもありますね。

窪田:僕は現状、資格者としてはRTしかできないんですけど、初めて現像したフィルムを見た時、こんなふうに写るんだ、面白いなと思いました。溶接の外に出てる余盛と内に出てる余盛とがこんなにきれいに写るんだって。溶接の上手い下手がすぐわかる。コンクリートのRTなら、壁の中ってこんなふうになってるんだって、目に見えるのがおもしろいですね。

萩尾:好きっていうか、いいなと思うのはPTですね。PTは作業的には至ってシンプルで、赤い浸透液を塗って、それを拭いて、白い現像剤を振りかけて判定するだけ。
RTはマーク1つ間違えたら撮影し直しになるし、UTやMTは機械の不具合が起きたとか電源がないとかで検査できなくなる場合があったりするじゃないですか。
PTが一番シンプルかつ、一番ラクっていう言い方は良くないかもですが、一番いいと思いますね。

馬場:僕も種類としてはPTが一番好き。理由は萩尾さんと同じで、シンプルな作業できずを見つけられるのがいい。手順通りにやって浸透時間が何分とかを守りさえすれば、ちゃんときずが出てお客さんから感謝される。めっちゃいいじゃないですか。

ファシリテーター:やってみたいけど難しそう、と思う検査はありますか?

やってみないとわからない

窪田:UTですね。UTはわけがわからん。UT以外はできると勝手に思ってるんですけど。

萩尾:自分もUTはわけわからんです。他の検査と違って、肉眼できずが見えないじゃないですか。そこがなんかとっつきにくいかな。

馬場:実務経験がないからとっつきにくいだけなんじゃない?初めは俺もわからんかったけど、難しく感じるのは初めだけ。
探触子の位置からこの距離にきずがあるというのを機械が教えてくれるから、覚えればやりやすいと思うよ。1回、織部さんとかと一緒に行って機械を触らせてもらったらいい。

織部:そうですね。触ったら考えが変わると思う。

萩尾:やってないからわからん、というのはあるかも。

窪田:UTは一人仕事が多いから、補助員として現場に行く機会が少ないんですよね。上長には、いろいろ触ってみたいって希望を言ってはいるけど、今のところUTの現場には入れてないですね。

萩尾:自分は割といろいろやらせてもらってると思います。なんせ今はまだ補助員なんで。でもUTはやってない。織部さんは最初からUTをやってたんですか?

織部:最初にUTのレベル1の資格を取ったんです。レベル1は検査の探傷はできるんですよ。試験体に探触子を走らせて結果こうでした、というのはできるので。それで慣れていきましたね。

レベル1のうちはレベル2の先輩と一緒に行ってましたけど、そのうちに自分もレベル2を取って一人で行くようになって、長期の出張もして経験を積んできたって感じです。

馬場:入社した人がどの検査も一通り経験できた方がいい、というのは上の人には言ってるんやけど、現場を回すので精一杯なんじゃないですか。

お題⑤これは楽しかった!これは辛かった…
忘れられないあの案件。

ファシリテーター:これまでに経験してきた案件の中で、これは楽しかったという案件は?

「できなかった」ことが
「できた」瞬間の気持ちよさ

萩尾:自分は、最近やったコンクリートのRTで寸法を取る作業が一番面白かったです。墨出し機を使って、どこにフィルムを貼ると上手く撮れるかという位置をマーキングする作業なんですけど。

最初、寸法取りが上手くいってなくてズレてて。どうやって寸法取ってるのか側からチラチラ見てたんです。まあ自分は一番下っ端なんで黙ってたんですけど。
次の日同じ現場に入った時、「自分にやらせてもらえませんか」ってお願いしてやらしてもらったら、上手くいって、めちゃくちゃ楽しい!ってなりました(笑)。
これどうしようってみんな悩んでたところに、自分がやって上手くいったので、その気持ちよさがありましたね。

窪田:先輩方からめっちゃ褒められたよね、「萩尾さん、やるな〜」って。もうワッショイワッショイ。

萩尾:そうそう、萩尾さん萩尾さんって立ててもらって(笑)。

窪田:僕も、前の現場で上手くいかなかったけど、別の同じような現場で苦戦しないでいけて「気持ちいい!」ってなったことはありますね。それもRTなんですけど。辛かった案件と楽しかった案件ってほぼ紙一重っていうか。上手くいかなかったら苦しいし、パーンと一発でいけたら楽しい。
特に撮影枚数が多い案件で、再撮影なし一発OK!ってなったらめちゃくちゃ気持ちいい。脳汁出る。

他の会社のベテラン勢から学べた現場

窪田:織部さんはどうですか?楽しかった案件。

織部:長崎の出張案件ですね。8カ月間行ってたやつ。簡単に言えば橋梁の鉄柱をUTで探傷する仕事。その時に、いろんな他の会社のUT屋さんが呼ばれてたんですけど、UTに詳しい人ばかりだったんで、いろいろ教えてもらえたのが良かったですね。

しんどいけど楽しい?

馬場:良かった案件は…橋梁点検かな。伸びる梯子とかを移動させて、20か所見るというのがあったんですけど、楽しかったですね。やりがいがありました。

織部:しんどかった、ではなく?

馬場:しんどいけど楽しい。鉄粉まみれやし、鳩の糞まみれやし、最悪の現場環境やけど、俺は好きかな。楽しいなって思うんですよね。

萩尾:それって、どういう「楽しい」なんですか?

馬場:俺、グラインダーがけとかしてたら、ちょっと気持ちよくなってくるんよ。
(※検査の前に下処理としてグラインダーがけを行う場合がある)

最悪の環境やし、もう一生やりたくないなと思う反面、この作業ならずっとやれるとも思う。筋トレだと思ったらやれるし。

鉄工所のケガキとかも一生やってられると思うんだよね。鏡板のRTのケガキ。 1フィルムの割り方をマジックで書くんだけど、モノが結構大きいから体全体を動かして作業する。そういう体を動かして一人で黙々とやる作業が好き。

ファシリテーター:逆に「これは辛かったな」と記憶に残る案件は?

時にはある、
現場環境の厳しさや、終わりが見えない辛さ

馬場:急に入れられた案件で、織部さんとRT行ってこいって言われて、プラントの中の配管のRTをやったんですけど。

織部:全然上手く撮れなかったんですよね。夜8時までかかってしまったのは辛かったですね。

馬場:ケガキのやり方をミスってて。
(※ケガキとは、試験体に検査箇所の基準となる線や印を描き込む作業)

織部:検査する場所がめちゃくちゃ狭かったですね。狭い所にデカいX線装置を入れてやらないといけなかった。

馬場:そう、狭い場所で重い装置を動かしながら、嫌になりながら。でも織部さんは冷静でしたね。

織部:時間はかかったけど、なんとかちゃんとやり遂げたって感じでしたね。

窪田:僕も、織部さんと一緒に行った案件でキツいのがありました。メーカーさんでやった溶接部のRT。手直しが多くて。
検査して不合格になったらメーカーの人に溶接を手直ししてもらって、それが直っているかを見るために、もう1回RTで撮影しないといけない。メーカーの人も大変だけど、撮る方も大変で。

織部:120枚くらい撮って、そのうち60枚くらい手直しがあったかな。まあ辛くはなかったですけど。

窪田:辛いというか、いつ終わるんだろう?って。手直しすればするほど、溶接の余盛が溶接の上にモコっと盛り上がってくるし。

馬場:規格も満足したフィルムを作れるのかどうかもわからんし、となってくるよね。

窪田:そう。撮ってみないとわからないってなるから。終わりが見えない辛さはありますね。まあそういう案件は頻繁にはないけど。ずっと続いたら頭がおかしくなりますよ。

お題⑥これからやってみたいことや
増やしていきたい案件は?

ファシリテーター:これから大検でやってみたいことはありますか?

業務効率を上げるためのシステムを作りたい

織部:最近会社でタブレットを購入したので、活用したいと思ってます。タブレットを使って報告書作成がラクになるようなシステムを作っていきたいですね。

馬場:そうだよね。作っていきたい。今まで現場で手書きでメモったりしてたけど、今はスマホでもExcel立ち上げて音声入力できるんだから。

窪田:馬場さんがExcelでマクロを作ってくれますしね。

馬場:マクロのやり方はネットから拾えるし、AIに聞いたらチャチャっとできるんで。
でも、みんなが使えるシステムにしないと意味がないんですよね。上からもそう言われる。敢えて手書きでいくっていう人もいるんだよね。デジタルはデータが消える危険性があるから手書きの方が安全、という考えで手書きにしているんだと思うけど。それでもやっぱりデジタルを使いこなしていかないといかんから。まあ課題の一つですね。

ファシリテーター:会社的にも自分的にも、もっと増やしたらいいと思う仕事は?

売上や経費を考えて増やしていきたい仕事

馬場:会社的にはプラント関係の仕事かな。

窪田:出張増えそうじゃない?会社的には出張減らしたいんでしょ。

馬場:出張は増えそう。でも人がらみでネックになってる案件あるじゃん?それがなくても成り立つようにしたいんだよね。プラント関係を増やして売り上げをカバーできるんなら、俺、出張増えてもいいな。

窪田:それはそう。

馬場:あとDRT(デジタル放射線透過試験)を増やしたいですね。これだけフィルムの値段も上がってるって言うんだったら、対策しないとまずいんじゃない?って思ったりはする。配管もDRTで撮りたいかな。ガンマ線も使いたい。

織部:ガンマ線は外で使うとなると厳しいんでね。
(※ガンマ線とは詳しくはこちら)

窪田:この間会社で実験してたし、ガンマ線もできるのかなって思うんですけど。
まあデジタルは規格がないし、あまり普及してないから、お客さん側からしたら大丈夫なの?って思われがちですよね。
DRTの規格を国がちゃんとやってくれたらいいなと思うけど。もしくは大検が先陣切ってやってくれたらいいかなと思うけど、なかなか難しいんでしょうね。

お題⑦「非破壊検査のプロ」とは。

ファシリテーター:みなさんが考える「非破壊検査のプロ」とは?何をもってプロだと言えると思いますか?

当たり前だけど、
お客さんの要望に応えられるのがプロ

窪田:お客さんの求めに応えられるのがプロかなと思うんですけど。質問にパッと答えられるとか。そこにプラスアルファできればなお良いかと。

馬場:僕もその考えですね。お客さんとコミュニケーションをとって、お客さんの最適解を出せるのが非破壊検査のプロ。っていうより、仕事をしてる人のプロなんじゃないですか。

織部:そうですね、お客さんはもちろんですけど、後輩からの質問にも答えられるような。

窪田:後輩の萩尾さんはどうですか?

萩尾:今言われた通りじゃないですかね。なおかつ目に見えるもので言ったら、4部門(RT、UT、PT、MT)の資格を揃えるのがわかりやすいかな。
もちろんRTだけ極めるのもプロだと思いますけど、「非破壊検査のプロ」って言われたら、王道4部門の資格は持っておきたいなって思いますね、自分。

窪田:4部門の資格を持ってるのがプロだとすれば、僕たちはセミプロとかアマチュア。

萩尾:馬場さんは4部門の資格を持っているから、プロになった人ですね。

ファシリテーター:先輩の対応を見て「プロだな」と思ったことはありますか?

「いらんことは言わない」先輩からの学び

馬場:お客さんの対応が上手いなと思う先輩はいますね。その先輩は知識も多いんだけど、何より話の持っていき方が上手い。お客さんの「こうしてほしい」を理解して「ではこれでどうですか?」と提案もできるし、「ではこうしますね」とプロとしてお客さんが安心するように話をするのが上手いと思いますね。

窪田:そうですね、言葉の選び方も上手いなと思う。僕としては馬場さんの対応もいいなと思いますね。

馬場:できるだけ丁寧にしようとしてるだけなのに?

窪田:丁寧にしつつ、きっぱりと「こうなんで、こうします」と言い切るから。「これはこういうきずだからダメです」「こうなっているから直してください」とスパッと言う。

萩尾:「どうしましょう?」とお客さんに訊いても解決しないですもんね。自分らがまさにプロとして検査をしているわけだから、馬場さんみたいに知識を持って「こうなんでこうします」って言える人がいいですね。

窪田:あとRTの先輩を見てて勉強になるなと思うのは、いらんことは言わない。お客さんが不安になるようなことは言わないで、必要な情報だけ伝えてるんですね。知識があると、普通もうちょっと何か言いたくなるもんだけど。

馬場:ちゃんと線引きできるのがすごいっすね。

お題⑧大検はどんな会社?

ファシリテーター:他の非破壊検査の会社と比べることはできないと思いますが、大検はどんなところが良いと思いますか?

人間関係が良いと思う

窪田:最初の最初、大検に面接に来た時、怖そうな人がたくさんいるなと思ったんです。大阪怖いな、失敗したなと。
でも実際は先輩方がいい人ばかりで、僕の後に入ってきた後輩の子もいい子ばっかりで。それが大検で仕事を続けている理由の一つになってるかなと。

馬場:入社を決めた理由として、俺も人間関係が良さそうかなと思ったっすね。

織部:面接してくれた上の人が、なんていうんですかね、明るい感じだなと思いましたね。

社員旅行も参加自由。
強制されないのがいい

萩尾:社内の行事とか強制されないのもいいですね。自分が入ってからまだ社員旅行はないですけど、参加自由なんですよね?

窪田:そう。家族の事情なんかもあるから断ってもいい。

馬場:僕は断ってます。断ったら査定に響くとかもないし。旅行は面倒くさいし、仕事してる方がいい。

窪田:僕と織部さんは行きましたけど、旅行中も自由行動が多かったですね。飯の時はみんなで集まって食べようか、ぐらいで。

織部:グループに分かれて行きたいところに行ってもいいし、各自行きたいところに行ってもOK。自由ですね。

萩尾:普段も「今日飲みに行くぞ!」みたいなのは全然ないし、それは今の若い人間は喜ぶ傾向にあるんじゃないかなって思います。

有給休暇が遠慮なく取れる

窪田:あ、それと大検は有給休暇が取りやすい。

萩尾:それはありますね。有給取るのに一回も嫌な顔されたことないですね。

馬場:え、有給が取りにくいことなんてある?今まであった?

窪田:あるある。僕が最初に就職した会社では「え、有給取るの?」「取らんとあかんの?私用って書いてあるけど何?」みたいな。
馬場さんは大きい会社にいたから、そんなことはなかったんですね。

馬場:いや、小さい会社に勤めてた時も普通に取ってたよ。

窪田:えー、そうなんですか!?

織部:今は社会的に有給が取りやすい風潮なんじゃないですか。理由も聞いたらダメだし。僕も長期出張中に何回か有給を取ってこっちに帰ってきましたけど、特に理由を聞かれることも嫌な顔をされることもなかったですね。

ファシリテーター:仕事面ではどうですか?

社内じゃなくお客さんを見て仕事ができる。
資格者として任せてもらえる

馬場:俺はお客さんの声を聞けるのがいい。お客さんの声を聞くことで仕事がスムーズになるから。お客さんと直接話せたら「これでいいですか?」「いいよ」で終わるじゃないですか。

織部:自分も、お客さんとやりとりして最後まで作業できるのがいいなと思いますね。お客さんとの間に上の人は基本的には入ってこないので。お客さんからクレームとか言われたこともないし、信頼はしてもらえてると思います。

お題⑨もっと良くしていくには?
会社に期待したいこと。

ファシリテーター:みなさん、大検はいい会社だと感じているようですが、不満や会社への要望もありますよね?率直な意見をどうぞ。

わかりやすい評価制度をつくってほしい

萩尾:会社に期待したいのはお金ですね。もっと頑張るんで、頑張った人の給料をもっと上げてほしいと思いますね。頑張ってない人の給料は上げなくていいから(笑)。

馬場:そうだな、現場で苦労して頑張ってる人たちの給料を上げていかないと。頑張ってる人たちが辞めちゃうともったいないからね、それは止めないと。

萩尾:そうですね。あと、現状、自分の給料がどうやって決まってるのかが見えないから、わかりやすい評価制度がほしいですかね、役職以外で。評価制度によって会社の雰囲気が悪くなる可能性はあると思いますけど。
具体的に「これができればこれだけ評価が上がる」というのは知りたいですね。

窪田:教えてほしいよな。「10段階中、君はこれぐらいやで」とか。「これがこうなったら評価が上がるから頑張ってな」とか。

織部:評価基準は知りたいし、あった方がいいと思いますね。

窪田:まさしく、会社に期待したいことですね。

会社の方向性や上層部の考えを
現場に示してほしい

窪田:僕は、会社の方向性を現場に示してほしいなと思う時があります。
「もっと大きい仕事を取っていきますよ」とか「従業員に対しての資格数をどれくらい増やしたいです」とか「こういうことに力を注いでいきましょう」みたいな。上で決まってるけど、下まで降りてこないから。

DirectっていうLINEみたいなアプリを使ってるじゃないですか。そこに「会社をこういうふうにしていくよ」とか「こういう案件が入ってきそうだ」みたいな報告だけでも入れてくれればいいのにな、と思いますね。

馬場:同じようなことを思ってる人は多いんじゃない?

窪田:そうですね、僕だけじゃなくていろんな人が「上層部の話を聞きたいよね」みたいな話はしてるけど、上には伝わってないから現場に降りてきてない。それはちょっと変えてほしいかな。上の人に考えがあるなら別ですよ。不安にさせないために言ってないとか。

織部さんは他にありますか?会社に期待したいこと。

織部:うーん…今パッとは思いつかないですね。現状に満足しているわけでもないけど、具体的には思いつかない。

馬場:俺は個人的には満足してるなぁ。検査は嫌いじゃないし、俺に合ってる現場に入れてくれてる感じはあるから、ありがとうございますと思ってる。
会社にこうしてほしいと思うこともいろいろあるけど、会社は集合体だから、個人の意見が通らないのは当然だと俺は思ってるな。でも意見が言える会社ではあるから、通るかどうかは別にして言ってみるのはいいと思う。

お題⑩自分はどうなっていきたい?
今後の展望、目指すところ。

ファシリテーター:今後も大検でこの仕事を続けていく中で、自分はどうしたい、どうなりたいですか?

特定の検査をもっと経験して
レベルを上げていきたい

窪田:僕はRT のレベルを上げていきたいと思ってますね。

馬場:すでにレベル高くない?

窪田:いや、馬場さんや織部さんや他の先輩方を見ていても、自分はまだまだだと思うし。後輩の追い上げもすごいし、やばいなって。
自分は頭は良くないんで4部門の資格を全部取るのは時間かかると思うから、だったらせめてRTだけでも極めていきたいなと思ってます。

馬場:実践で覚えるタイプだよね。実践経験が積めるのは大検のいいところですね。

窪田:そうなんですよね。知識はもちろん大事だと思うんですけど、作業ができないとどうにもならないので。

織部:僕もUTを極めたいのと、業務効率を上げていきたい、ですかね。繰り返しになりますけど。

根拠に基づいた意見が言えるように、
まずは主要資格を全て取りたい

窪田:萩尾さんは?いちばん伸び代があるじゃん。

萩尾:とりあえず4部門の資格を全部取って、知識も技術も身につけた上で、自信を持って自分の意見が言えるようになりたい。納得いかないことがあれば根拠を持って「いや、こうだと思います」と言えるようにはなりたいです。

窪田:ちゃんと考えてる(笑)。

ファシリテーター:役職面ではどうですか?主任や係長や課長などの役職を目指そうと思いますか?

役職や部署関係なく動けるのが
大検の強みだと思う

窪田:僕は今のところ、自分から望んで役職付きになりたいとは思ってないですね。中間管理職の人が上と下の板挟み状態になってるのも見てますし。板挟みになりつつもいい感じに受け止めていい感じに流しててすごいな、とは思うけど、その立場でのやりがいみたいなものはわからないし、自分には荷が重いかなと。

萩尾:自分は馬場さんに主任になってほしいです。

馬場:役職には興味がないな。主任とか係長とか言ってる時点でなんか違うかなって思って。別に主任じゃなくても主任の仕事はできるし、営業じゃなくても営業の仕事はできるでしょ。
前の会社では「それは設計の仕事ですね」とか言って振ってたけど、大検では部署とか役職とか関係ない。社長ですらこの前、試験品の持ち込みされてましたから。

大検では「これは〇〇の仕事だから」と言って逃げなくていい。お客さん対応もいちいち営業に振らなくていい。先輩からは営業に振ったらいいと言われることもあるけど、現場に任してもらう方がやりやすい。
部署とか役職関係なく、必要なら自分が動ける、その自由さが大検の強みだと思いますね。

ファシリテーター:馬場さんが主任になるとしたら「主任とはこういう役職」という具体像はありますか?

馬場:自分の担当じゃない検査の準備をちゃんとしたり、根回しをちゃんとしたり、情報を集めておいたり。みんなが現場で動きやすいようにするのが主任の役割なんじゃないかと思います。
でも実際、主任も検査員として現場に行ってるからね。自分も現場に行きながらじゃ無理じゃない?って思うし。大検のほぼ全員が検査員だっていう中で、現実的に役職はあまり関係ない。検査を任された人が最初から最後まで責任をもってやったらいいんじゃないかと思ってますね。

お題⑪大検の今の課題は何だと思う?
それはどうすれば解決すると思う?

ファシリテーター:みなさんから見て、会社的に取り組むべき課題はありますか?また、その課題を解決するにはどうすればいいと思いますか?

喫緊の課題は、
新人を育てる中堅が少ないこと

窪田:直面している課題はやっぱり人材が不足していることじゃないでしょうか。
会社も採用に力を入れてるし、実際に新しい人も入ってきてるけど、教える人が足りてない。だから、採用もしてほしいけど、今いる人を大事にした方がいいかなと思います。育てる人がいないと結局辞めていってしまうから。

馬場:数年前に中堅層が数人抜けたんですよね。抜けた人と同じ人数が入ってきてもトントンにはならない。新しく入ってきた人は萩尾さん含めみんな優秀だけど、資格者になるまでは現場を任せられないから。

窪田:頭数は増えたけど、こなせる作業量は減ってる。中堅が抜けたところに新人が入ってきても補えないからね。だから中堅の層を厚くしてもらわないと。
経験者を採用したら、よそのやり方から大検のやり方に直してもらわないと、ってなるから、そこで上手くいかないことが多いみたいだし。今いる人間を大事にした方がコスパいいんじゃないですか。

馬場:うん、だからやっぱり基本的に、ちゃんと仕事をしてる人が報われることが大事なんじゃないかと思う。
窪田さんなんて、会社全体の資格者のバランスを見て次にMT取ろうと頑張ってるじゃん。それは上の人もわかってると思うけど。会社のこともちゃんと考えて資格を取って、ちゃんと仕事をしてる人が、ちゃんと評価されてるって感じられることが大事なんじゃない?

織部:自分もそれが結構重要かなと思いますね。今若手と言われてる層が中堅になっていって、後輩を育てられるようになるためにも。

萩尾:頑張りをちゃんと見てくれてるって、実感できるかどうかですね。自分のモチベーションの一番はお金なんで、頑張っただけ給料が上がるのが一番わかりやすくていいですね。

窪田:昔からいる人と最近入ってきた人では会社に求めることも違うと思うし、全員が納得する形は難しいかもしれないけど。人が育たないと会社も続かないから、難しい課題であっても取り組んでもらいたいですね。

— end —

ファシリテーター:良いことばかりではなくしんどいこともあり、どうにかしたい課題もある。4人の仕事のリアルが浮き彫りになりました。現場で働く立場から、必要なことは会社に伝えていこうとするみなさんの声は、これからの大検にとって貴重です。みなさん、率直な意見をありがとうございました!

ページ上部へ戻る